合気道について
合気道は、開祖植芝盛平が古くから伝わる起倒流柔術、柳生流柔術、神影流剣柔術、大東流柔術、などを修行体得し、その技術を磨き上げ、さらに精神性、求道性を加え、「術」から「道」へと完成させたものです。合気道は、無理をせず素直に合理的な動きができるように、技を繰り返し反復しながら稽古をすることです。
合気道に試合がないことも、自然と一体になった無理をしない動きの本質からなので当然といえましょう。したがって、学生、壮年者は申すまでもなく少年、婦女子、高齢者達まで広い年齢層、性別に関係なく愛好者が増えつつある事は、誰にでもできるということを裏付けています。
合気道を修行していくうちに、自然と姿勢や立ち振る舞いが美しくなり、物事にきちっとけじめをつける態度が養われ、柔軟運動や無理のない動きによって、内臓の諸機能が活発に働き、調和の取れた健康美が知らず知らずのうちに得られます。
稽古を通じて得られる機敏性は、日常生活においても自然に生かされ、てきぱきした行動になり、合気道を修行して身に付けた自信は、人間として生きる姿勢にもそれが表れて、色々な人々と話し合うことによって、ものの見方を広げることにもなり、人間理解に極めて適した場といえましょう。
合気道は自分の心身を的にして実際に覚える以外に道はありません。稽古を始めたなら根気よく続けることです。うまずたゆまず求めてください。これが進歩につながる修行の大切な一面であります。
心構え
稽古上の心構え
- 礼儀を重んずる事
- 受け身をとれるように投げてやる事
- ケガをさせない事
- 指導者の言う事を聞き素直に行う事
- 道着を清潔に、道具を大切にする事
子どもクラスのこころがまえ
けいこのまえに、ぜんいんでおおきいこえでいいます。
- ケガをしない、ケガをさせない
- うそをつかない
- よわいものいじめをしない
- あいさつをしっかりする
- おはようございます
- おねがいします
- ありがとうございました
合気道開祖 植芝盛平翁の御言葉
- 合気道は一撃克く死命を制するものなるを以って練習に際しては指導者の指示を守り、徒に力を競うベからず
- 合気道は一を以って万に当たるの道なれば常に前方のみならず四方八方に対せる心がけを持って練磨するを要す
- 練習は常に愉快に実施するを要す
- 指導者の教導は僅かに其の一端を教うるに過ぎず、之が活用の妙は自己の普段の練習に依り初めて体得し得るものとする
- 日々の練習に際しては先ず身体の変化より始め逐次強度を高め身体に無理を生ぜしめざるを要す。然る時は如何なる老人といえど身体に故障を生ずる事なく愉快に練習を続け鍛錬の目的を達する事を得べし
- 合気道は心身鍛錬し、至誠の人を作るを目的とし、また技はことごとく秘伝なるを以て徒に他人に公開し或いは市井無頼の徒の悪用を避くべし
破門の条項
以下の事を犯した者は破門とします。
- 犯罪を行った者
- 相手にケガをさせた者
- 風紀を乱した者
- 指導者に従わない者
見学、体験のお申し込み
合気道に興味がある方、見学、体験参加を検討したい方はこちらのページでぜひ詳細をご確認ください。